2013年04月28日

ピースフルスクールに学ぶ傍観者の罪

日本の教育界の改革に取り組んでいる知人で、
クマヒラ財団の熊平さんが、ピースフルスクールという
オランダのメソッドを日本に紹介している。
世界の中で、子供が最も幸せなのがオランダということで、
その秘訣を探っている中で、見つけたのだそうだ。

4月のある日、日本にて、ピースフルスクールの実践者と開発者を
オランダから招いてシンポジウムが開かれた。

はしょって言ってしまうと、そのメソッドはPFCが
ビジネスピープルに教えているようなコンフリクトマネジメント、
あるいはウィンウィン交渉の考え方と同じである。
驚くのは、それを子供に教え、仲裁者としての認定を受けた子供が、
校内の子供同士の喧嘩を解決するという仕組みだ。

日本でも学校でのいじめがよく問題になるが、いじめ問題は
恐らく東西古今に存在するのではないかと思う。
そして、オランダでも、大人が下手にこども同士のいざこざに
介入したことで、いじめが悪化したりしたことを反省し、
子供自身がいじめに対処する方法を身につけさせるべく
このメソッドは生まれたのだそうだ。

このメソッドの根底にあるのは、シチズンシップという思想。
先生が権威で教室を支配するのではなく、子供たちの自主性を
重んじ、共感力を養うことで、コミュニティを形成していくという
考え方だ。
シンポジウムでも、「方法論やスキルに偏重するとうまくいかない。
一番大切なのは、関係者がシチズンシップにコミットすること」と
繰り返し強調していた。

でも陰湿ないじめを受けている子は、そう容易く仲裁者に
頼れないのではないかと疑問が生じる。
質疑応答の時、それについてフェルフーフ先生は次のように語った。

「ある生徒から『いじめられている』と打ち明けられたとします。
そうしたら、私は『誰にも言わないから、いじめている子の名前と、
数名のいじめていない子の名前を教えてちょうだい』と言います。
そして、私は、その両方の子供たちを集め、円陣で座らせ、
次のように言います。
『このクラスで、誰かが、いじめられていて苦しんでいるの。
私たちの学校は、シチズンシップに基づいたピースフルな学校に
したいわよね。だから、もしあなたたちの周りでいじめで
苦しんでいそうな子がいたら、声をかけてあげてほしいの』。
私の経験では、これでいじめの9割は解消しました。
いじめの問題は、いじめる子だけが原因ではありません。
傍観者も等しく問題なのです。」

100名を超すシンポジウムの参加者の多くは教育関係者の
ようだったが、彼女の熱弁に皆が圧倒されていたように感じた。

さらに彼女は付け加えた。
「日本には数日間いるだけだけど、どうも日本は傍観者が多いわね。」

突き刺さるほどに耳に痛い言葉だった。

ピースフルスクールは、学校運営の手法かと思って参加した
シンポジウムだったが、企業文化の作り方、そして
社会の在り方について大いに考えさせるものだった。
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2013年03月31日

「フォロワーシップ研修を受けたい」と言った職場

先日、組織活性化のための課題抽出と対策提案の話し合いを各職場で行ったA社。
話し合いを行ったのは一般社員。そこで出てきた提案の多くは、
「管理職がマネジメント能力向上を図るためのトレーニングを受ける」だった。
つまり、「我々の上司たちを何とかしてくれ」ということだ。
さもありなんである。

一方、ときを同じくして、たまたま同様の取組みを行ったB社では
一般社員から「一般社員向けフォロワーシップ研修を企画する」という提案がなされた。
「自分たちのフォロワーシップを強化して、管理職をもっと上手くサポート
できるようになりたい」というのだ。

B社では一般社員が他責ではなく、「自分に何ができるか」を考えている。
こういう声が上がる組織は、きわめて健全だ。
健全な組織では、こうした人々の努力が良き影響を周囲に与え、
好循環が起きやすい。きっと活性化も成功するだろう。
一方、不健全な組織では、何かしらの施策を打っても、すべて裏目に出てしまう。
組織の活性化では、施策の良し悪しよりも、一人ひとりが自分といかに向き合うかに
かかっているといえよう。

ところで、PFCでは、4年ほど前にフォロワーシップ研修をラインアップに加えたが、
フォロワーシップ研修という名前は誤解を招きやすい。
「『上司のいうことを聞け』という研修か?!」と反発する受講者が出るのだ。

しかし、フォロワーシップの研究者であるロバート・ケリーも言うように、
上司の言いなりになるフォロワーは決してよきフォロワーではない。

模範的フォロワーは、「独自の考えに基づいて、組織の目標達成に向けて
積極的に関与する」のであり、上司の考えに盲目的に従うのではなく、
自分の頭でしっかり咀嚼し、独自の考えと一致するかどうかの検証を行う。
模範的フォロワーの思考や行動は、限りなくリーダーのそれに近いといえよう。

一般社員の多くがフォロワーシップを身につけたB社では、
やがて多くのリーダー予備軍が生まれるだろう。
PFCとしても、今まで以上にフォロワーシップの正しい概念を広めなければならない。
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2013年01月13日

HBS学長との朝食会:日本で起業家が少ないわけ

先日、母校ハーバードビジネススクールの学長が来日の折に催された朝食会に参加した。
15名程度の朝食会は、HBS卒業生の中でも起業家を対象に企画されたものだった。

そこで、学長(Niten Nohria)が投げかけた2つの問いは:

・なぜ日本人は大企業にしがみつこうとするのか

・なぜ日本人は英語を学ぼうとしないのか

アメリカでは、卒業生の多くは独立するかベンチャー企業に入るかを志向していて、
大企業の採用担当者が「良い学生が採れない」とぼやいているほどだという。
Nitenは「日本では敗者復活が許されないカルチャーがあって、なかなかリスクが
取れないということなのだろうか?」と聞いてきた。

それに対し、自分を含め、その場にいた多くの人が、「そういうことではないと思う」
と否定した。
日本でも、1度か2度失敗して、その後成功した人はけっこういる、
安部首相だってカムバックしたし、と。
むしろ、人材の流動性の低いことが、ベンチャー企業に人が集まらない原因ではないかとか
失敗のことより、むしろ成功した人へのねたみが大きいのが問題だとかいった意見も出た。

実際、失敗したところで、失業保険、生活保護手当て、国民皆保険など、
セーフティネットはアメリカより日本のほうがはるかに充実している。

それでも日本人が大企業を好むのは、ホフステッドの異文化理論がいうところの、
不確実性回避志向が世界一強いからではないか。
ちなみに、自分自身は不確実性が大好きだ。

自分は大学生のとき、経済学部だったので、銀行からの勧誘が多くあった。
リクルーターが「30歳くらいまでは支店で営業事務、40歳くらいまでは支店で
融資の仕事か、本店でコーポレートファイナンス系の仕事、45歳くらいに支店長か部長に
なれる」と誇らしげに語るのだが、それを聞いたとたん私はむしろ幻滅した。
先が見えている人生なんて、つまらなすぎると思ったものだ。

起業しようと思ったのは、HBSにいるときだが、必ずしも成功だけを夢みたわけでない。
「アントレプルナーシップ」の授業では、失敗のケース(事例)もたくさん学んだ。
あるとき、失敗事例の主人公本人が教室に登場したことがあった。
白髪で、よれよれのジャケットを着て、「失敗してから、家族も友人も自分のもとから
去っていった」と、覇気なく語ったその姿は、今でも目に焼きついている。
しかし、それが、独立を踏みとどまろうと思わせることにはならなかった。
むしろ、はらはらどきどき少しわくわくしながら、お化け屋敷に入るような感覚をもった。

今や、大企業に勤めたところで、確実性が担保されるとも限らない時代だが、
まあ、ベンチャー企業にいるよりは、確実性といった点では、まだましだろう。
不確実性を好む好まないは、人の価値観の問題だから、それぞれが選択すればいい。
ただ、日本では、産業の新陳代謝がなかなか進まないことは問題だ。
なので、誰しもが起業家を目指さなくてもいいが、もう少し起業家を後押しする機運があっても
いいのではないか。

たとえば日本の有名大学の学長が、Nitenのように、限られた時間の中で、起業家たちに
会う時間を優先して作るだろうか?疑わしいよねと、思った朝食会だった。
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2012年12月31日

2012映画選

i-tunesで手軽に映画がレンタルでき、家のテレビ画面も大型化する今日、
観る映画の本数が、益々増えている。

2012年に観た映画の中で特に印象深かったもの:
(すでに本ブログで紹介済みのThe Day After Peaceは省く)

演技に感動した「The Artist」
アカデミー賞に助演犬賞というカテゴリーを設け表彰すべきだったほど、ワンコの演技がすばらしい。
特に、主人公が自殺するのを辞めさそうと必死に説得(?)しようとするシーンには泣かされました。

ストーリーに感心した「The Help」
60年代初頭における米国南部の女たちのお話。人種差別への戦いの話かと思ったら、それもあるけど、
それだけでなく、白人女性同士や母と娘など、様々な女の確執が描かれているし、重たいテーマを
軽快にコミカルに仕立てているところが秀逸。

かなり笑えた「Rock of Ages」
この映画も、観る前はロックスターの生き様を重たく描くものだとばかり思っていたら、完全なる
コミック映画で意標をつかれたこともあり、爆笑の連続。
トム・クルーズが!キャサリン・ゼタ=ジョーンズが!とんでもないことに!

シリアスに考えさせられた「未来に生きる君たちへ」
原題は「復讐」。(邦題は内容に全く似つかわしくない)
アフリカの難民キャンプでの残虐行為、デンマークの学校でのいじめ、息子の父親に対する鬱積など
を通じて、人間がふるう暴力はどこから生まれてくるのかを突きつけてくる。
2012アカデミー外国語映画賞受賞作品


2013年も良い作品に出会うことを願って。

良いお年を!
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2012年12月02日

ホリデーシーズン到来! by Luke

ルークです。
もう今年も残すところ1ヶ月。
月日は矢のように過ぎていきますね。

PFCのプロフェッショナルアソシエイトのメギーさんから、こんな首輪もらいましたよ。
クリスマスっぽくて素敵でしょ。
luke1.png

ブタの顔したボールももらいました。只今、解体中。
luke2.png


PFCの年賀状、毎年、PFCの社風がにじみ出るようなオリジナルなデザインが
好評を博していますが、今年のデザインもなかなか秀逸です。ぜひお楽しみに。

僕はいつも切手の代わりに出ていますが、今年の僕は、こんな風になりました。
年賀状着いたら、これも忘れずに見てね。
年賀状ルーク.png
んだば、皆さん、良いお年を。

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2012年10月28日

Luke the Legend

ある週末の昼下がり、犬の散歩のあとに寄った犬連れOKのカフェで、
隣の席に座った犬連れの女性と、自然と会話が始まった。

犬を連れていると、知らない人と会話することが増える。

会話の中で、「うちの子はシッスル」「あら、うちの子もシッスル」
と盛り上がった。

シッスルとは、英国式躾けが売りの、世田谷にあるドッグスクール。
ルークは3歳ころまで、週に1回、通学していた。

「お名前は?」と聞かれ、「ルークと言います」と答えると、
突然その女性は叫んだ。

「ワーッ!!!あの伝説のルーク??!!」

私と夫が「・・・???・・・」と首をかしげている間に、
その女性は興奮気味に続けた。

「ルークというレトリーバーがいて、シッスルのガラス戸に体当たりして、
ガラス戸にひびが入り、その猛烈なやんちゃぶりが伝説となって
語り継がれていると、シッスルのスタッフの方に聞きましたよ!!」

我々夫婦はのけぞった。
そんな話はシッスルからは聞いていなかったのだが、そんなことをする犬は
ルーク以外に考えられない。

狼狽する我々に気付いた女性は、はっとして、慌てて言った。
「あら、もしかして、ご存知なかったですか?
あれ、もしかして、この話は飼い主さんにはしていなかったのかしら?
あら、どうしましょう。。。」

普通なら損害賠償責任が問われるところだが、シッスルは犬を躾けるのが仕事だから、
責任は飼い主にあるのかトレーナーにあるのかは微妙ゆえ、秘密にしていたのだろう。
飼い主的には、申し訳ない気持ちがいっぱいだが、
もう何年も前のことなので、時効が成り立つはずと、自分たちに言い聞かせた。


ルーク、ここに高らかに宣言する。

ボルトはロンドンでレジェンド(伝説)になったというが、
俺様はシッスルでレジェンドになったのさ!! by Luke

Trick or Treat? Happy Halloween!!halloween.png
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2012年09月27日

変化はこう起こす! The Day After Peace 別の見方

昨夜は、英治出版さん&ジャーナリストの根本かおるさん&PFCの3者の
コラボレーションによる「上映会&トークショー」が行われ、
多数の方にご参加いただき、満員御礼の中、会場は熱気に包まれた。
peaceday.JPG

この「The Day After Peace」という映画、先月のブログでも、レビュー
めいたものを書いたが、昨夜再び鑑賞して、1回目に見たときよりも
数倍も感動し、直後にトークショーが控えているというのに、うるうる
してきて困ってしまった。

ドキュメンタリーであるこの映画の展開は、かなりスピーディーで
初めて観たときはストーリーを追うのでいっぱいだったのだが、
2回目の昨夜は、少し余裕をもって観ていたら、もっと感じ入ったし、
気付きもより多く得た。

そして、この映画、世界平和に関心がある人のみならず、チェンジメーカー、
すなわち変化を起こしたい人も是非観るべき映画だと思った。

PFCには、「うちの会社には、xxという問題が蔓延しており
何とかしたいのだが、自分には権限も予算もない」とか
「うちのような大企業を誰かが変えることはできるのだろうか」
とか、「まずは対話の場を持ってみたのだけど、みな白けてるし。。」
などと悩み、相談に来る人が絶えない。

この映画は、そんな人々に勇気やインスピレーション、そして
たくさんのノウハウを与えてくれる。

だって、映画のジェレミー・ギリという人は、たいしたお金も名声も
ないのに、たった一人で「世界が平和になる日を作る」
というとてつもないことに挑むことにしたのだ。

その情熱や努力はとても真似することはできないけども、
それに比べたら、「自社を変える」という目標は、
そんなに大それたことではような気がしてくるはずだ。

進もうとすれどすれど、冷笑する人、反発する人、皮肉を言う人、
官僚主義、国々の駆け引き、テロ事件、経済的困窮など、数知れずの
壁に直面しながらも、ジェレミーはやがて、有名人も含め、
様々な分野から賛同者や協力者を得ていくことに成功する。
そのやり方、姿勢、言動を注意深く見ていけば、変化のさざ波が
どう起きるのかが何となくわかる。

組織の中で、少人数でいいから同志を集め、一緒にこの映画を観れば
きっと道筋が見えてくると思う。

実際、企画側の我々3者の間でも、昨夜、何かことを起こしたい衝動が
沸いてきて、来年に向けて、共に「あること」を企むこととなったのだ。
乞うご期待!
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2012年09月02日

The Day After Peace とPFCのミッション

今日、The Day After Peaceというドキュメンタリー映画を見た。
(この映画は一般公開されておらず、DVDを自宅で見た。)

元UNHCR職員で、世界の紛争地域の最前線にいたこともある友人の
根本さんから、この映画を紹介され、上映会の企画を持ちかけられた。
わたしは、映画を見もせずに、即座に上映会をやることを決意した。
PFCのミッションは、世界平和の実現。やらない理由がないと思ったからだ。

さらに上映会は、世界の諸問題に関する良書を数多く手がけておられる
英治出版さんとの共同開催となった。(想いとはこうしてつながっていく。)


ところで、この映画のタイトルは訳すと「平和の翌日」となるが、
どういう意味だろうと不思議に思っていた。

また、映画の公式紹介サイトでは、International Peace Dayすなわち
国際平和デーの制定に奮闘したイギリス人俳優のドキュメンタリーとあるが、
実際の映画を見てみると、焦点はやや違っていた。

映画では、確かに、国連や各国政府に働きかけて、9月21日を国際平和デー
に制定するまでの奮闘ぶりも描かれているのだが、本当の苦労はその後だった。

国際平和デーは制定されたものの、「それで平和がもたらされるわけはない」
という冷ややかな反応、アラブ諸国の猛反発、「先進国には関係のないこと」
という無関心さに見舞われる中、何かコトを起こさなければならないと焦燥感を
募らせるイギリス人俳優。しかし、活動資金は底をつきそうになる。

そんなとき、コカコーラ社とのタイアップ企画の話が舞い込むが、
それはそれで、「コーラを売るための平和活動か?」と皮肉を言われてしまう。

すなわち、The Day After Peaceとは、「平和デーが制定されてからの日々」
と解釈したほうがいいのではないかと思う。

映画を見ながら、PFCがそのミッションを世界平和の実現と掲げることへの
葛藤を感じずに得ない。
誰かに、このミッションを否定されたり馬鹿にされたりしたことがある
わけではないが、次のような声なき声が聞こえてくる。
「ミッションで掲げるのは簡単だよね、お気楽だよね」
「一介の民間企業に何ができる?」
「そもそも、PFCの事業や業務が、平和促進活動とどう関係しているのだ」
「世界平和なんて夢みたいなことを言っていたら、ビジネスの競争に負けてしまうぞ」

実は、自分自身は、学生のころから、世界平和の実現に関わる仕事がしたいと
思っており、外交官になるか、国連職員になるか、NGOに入るかと真剣に
検討していた。
しかし、様々な理由により、民間企業でビジネスを通じてやるのが一番ではないかと
結論づけた。
なので、PFCのミッションは、飾り文句のようにとってつけたのではなく、
このミッションがまずあって、PFCはスタートしたのだ。

The Day After Peaceを見て、改めて、自分の、そして自社のあり方は
これでよいのかと考えさせられる。
上映会では、そんなテーマで、参加者の皆さんと対話する時間も設けてある。
多くの方と意見交換をしてみたい。

上映会の詳細とお申し込みはこちら
http://www.peoplefocus.co.jp/seminar/movie/
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2012年09月01日

ルーク生誕9年記念インタビュー

暦は9月になりました。
9月4日に9歳の誕生日を迎えるルークさんにインタビューします。

luke_.JPG

Q:大型犬の9歳といえば、人間の60代くらい。年金世代の仲間入りですね。
ルーク:でも気分はヤング。20代のままです。

Q:ルークさんの人生ならぬ犬生における信条は?
ルーク:地球上の全ての人間を愛してやまないことです。
 しかし、9年も生きていると、僕の愛をうざく思う人間もいることがわかってきたので、
 最近は、人を見極めるようにしています。

Q:見極めたらどうするのですか?
ルーク:たとえば、道端で、知らない人が僕のことをちらりちらりと見ていたとします。
 そしたら僕は、しっぽを思いっきり振って、身体を揺らして、
 「僕もアナタのことを愛してるよ!」と伝えるのです。
 そうすると、その知らない人の連れの人が驚いて、
 「あら、アナタあの犬と知り合いなの?」と言ったりします。
 すると、大抵の人は、「ううん、私の実家に犬がいるから、
 そのにおいがするのね、きっと」と言ったりしています。

 違うんです。僕は、犬のにおいに反応しているのではなく、
 その人の愛に反応しているのです。僕には、その人が犬を飼っていようがいまいが、
 おやつをくれようがくれまいが、関係ないのです。
 地球にいるすべての人間が、この上なく愛しい存在だと思うのです。

 でも、人間って、こういう無償の愛ということが理解できないみたいですね。

Q:ルークさんは、犬に対しても博愛主義ですか?
ルーク:いや、相手が犬だと、気に入らないやつ、気にもかけないやつ等、少しいます。
 小さい犬は、あまり興味ないです。僕の顔の大きさくらいしかない小型犬なんて、
 小さすぎて挨拶すらできないですからね。
 また、自分より大きい犬を見ると、チャレンジ意欲が沸いてきて、
 マウンティング(乗っかり)をしたりします。
 すぐに、飼い主に引き離され、怒られますけど。

Q:では、ルークさんが好きな犬のタイプは?
ルーク:僕より少し小さくて、メスで、若いのが大好きです。
Q:そこらの人間のおやじと変わりませんね。

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Q:ルークさんは、年金世代だというのに、いつも元気いっぱいですね。その秘訣は?
ルーク:バランスのよい食事でしょうか。普段の食事はドッグフードですが、野菜や果物も
 よく食べます。旬の果物はいいですよね。8月は桃をたくさんいただきました。
 これからは梨の季節ですね。
 果物の品質にはうるさいですよ、僕は。

Q:品質にうるさいとは、どんなふうに?
ルーク:口に入れてみたら、品質がわかります。噛まずともわかるのです。
 そして、だめだと思ったら、すぐに口からポトリと出します。
 すると飼い主が、「あーあ、やっぱり安いものだとルークにすぐばれてしまうわ」
 と言います。

Q:噛まずにわかるとは、不思議な能力ですね。
 今日はありがとうございました。そして、お誕生日おめでとうございます。
なし.JPG
posted by ルークブログ at 12:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月25日

アメリカ人大家族との東京での1日

先日、アメリカの大学院のときのクラスメートが家族を連れて、日本に観光にやってきた。

なんと総勢7人家族(両親と子供5人:12歳〜25歳)である。
やはり少子化社会の日本にあって、7人家族は、連れて歩っているだけでも、
かなり迫力がある。

お母さんは、「まあ、アメリカでも子供5人は多いほうだわね。」と言いつつ、
「でも、イヤなのは、時々、お父さんは皆同じ人?と聞かれること」と言うのには
思わず笑ってしまった。アメリカならではの会話だ。

この7人を私のテリトリー(というか生息地というか)である代々木公園・原宿・表参道に
案内した。

代々木公園では、この蒸し暑い中、革ジャンと革パンでツイストを踊りまくるロックンローラー
集団がいて、息子たちが喜びながら写真や動画を撮っていた。
あのロックンローラーたちは熱中症にならないのだろうか。。。

都会の中の森である明治神宮では、「こんなに緑を見るのは久しぶり」と感動していた。
今、アメリカは猛烈な干ばつに見舞われているから、枯れ木だらけらしい。
しかし、アメリカ人が東京に来て、自然の豊かさに感動するとは、今まではありえなかったことだ。
(ちなみに、彼らはニューヨーカーではない)

表参道を歩いているときは、娘たちが「静かねー!」と言うから、耳を一瞬疑った。
週末の表参道は、人も車も大混雑なのに!
そういえば、日本以外の大都会では、車がクラクションを鳴らし合ってうるさかったのだった。
それに比べれば、ここは「とても静か」というわけだ。

途中、お父さんがATMでお金をおろしたいというのだが、表参道にあったシティバンクは
ビル工事で移転中。日本の銀行のATMでは今だcirrusが使えず、ガラパゴス日本を実感。
(ただ、ゆうちょ銀行ATMで使えることがわかり、無事、出金に成功。
意外にも、お役所系銀行のほうが開かれていた。)

自分が毎日過ごしている場所でも、いつもとは違う人と歩くと、色々と発見があり新鮮だ。
これぞダイバーシティのなせる技。

この大家族、日本を皮切りに、韓国、中国、ネパール、インドと旅するそうだ。
すごくない?!

アメリカの家族の活力、ダイナミックだなー。これじゃ日本は負けるなー。

私自身が、企業におけるダイバーシティ推進に本格的に取り組み始めたのは、
このような課題意識があってのことだった。
つまり、女性が子供を持ちながら働き続けられる環境を作ることで、安心して
出産できるようにする。
さらに働く母がよりレベルアップしてより稼げるようになることで、家族そろっての
消費が活発になる。
要は、人口減少を防ぎ、可処分所得を増やし、需要を促進する。
これが日本経済の滅亡を回避する唯一の策だと思っている。
ゴールドマン・サックスの報告書には、女性活用を推進すれば、日本のGDPは
15%伸びるという試算結果もある。

日本でも、そのうち7人みんなで海外周遊旅行の大家族が出てくるといいんだけど。
そもそも、お父さんが仕事休もうとしないかも?
posted by ルークブログ at 20:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする