2014年07月28日

メキシコのピラミッド

今日のテレビのニュースで、メキシコのテオティワカンを観光する安倍首相が出ていた。

私も、メキシコの遺跡を20数年前に訪れたが、人生で行った数々の旅行の中でも
最も印象に残る旅の一つだった。
何しろ、今から2000年も前に人間が成した業を見てとにかく肝をつぶす。
驚くのはスケールの大きさではなく、ピラミッドから見てとれる古代人類の知恵の
豊富さだ。
特に天体観測に基づいた暦の正確さは有名だし、4万種にも及ぶ文字も有していたらしい。

ただテオティワカンは、人(観光客)が多すぎて、今一つ雰囲気にひたれない。

それに対し、チェチェン・イッツァのピラミッドや、ジャングルの中にある隠れ家的な
パレンケのピラミッドは、もっと静かで、すごく良かった。

これらピラミッドのそばには、肘をついて膝を立てて横たわる人の形をしたチャックモール
の像がある。神社の狛犬のような存在かと思いきや、とんでもなかった。
神々へのお供えとして、人間の心臓を置くためのものだという。

また、チェチェン・イッツァには、ピラミッドに隣接したところに競技場があり、
その競技で勝ったチームが、神々への生贄になったという。
負けたチームではなく勝ったチームなのは、生贄になるのは名誉だったからとか。
最初は生贄と聞いて、「高度な文明を持ちながら何故こんな残酷なことをするのか」
と思ったが、当時はこれが残酷なこととは考えられていなかったのだろうか。
どう考えても、生きたまま心臓をえぐり取られたら苦しいはずなのだが、、、

競技場の観客席に座って、そこに古代マヤ人がサッカーが何かをしているところを
イメージしてみたり、生贄になる人の心境に思いを馳せてみたりしていると、
タイムトリップするような感覚に襲われたものだった。

と、テレビを見ながら、マヤ文明の謎に再び心躍らせようとしていたところ、
テオティワカンの太陽のピラミッドを登りきった安倍首相が、
(登りきって願いをこめるとかなうという言い伝えに合わせて)
「デフレ脱却!」と言うのを聞いて、一気に興ざめした。
posted by ルークブログ at 01:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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