2012年01月30日

HBS vs PFC ??

今日、母校のハーバードビジネススクール(HBS)から、いつもの卒業生向け季刊誌が届いた。そこには、次のようなことが書かれていた。

For the past 50 years, business schools have emphasized analytics, models, and statistics. These continue to be essential. Yet in the 21st century, MBAs need much more – to have a global mind-set, an understanding of the roles and responsibilities of business, and the limitations of model and markets. And they need leadership skills informed by self-awareness and self-reflection”

わたしが、PFCを立ち上げたころは、HBSを卒業して4年たったところで、とにかくHBSで学んだケーススタディが本当に面白かったので、それを真似して企業研修事業を始めた。当時は、日本でビジネススクールは慶應くらいしかなく、ケーススタディを使ったディスカッションという珍しさが手伝って、それなりに評価を受けていたと思う。

しかし、やがて「求められているリーダー像は?」ということを突き詰めて考えていくと、ケーススタディ・ディスカッションで雄弁に語るのが上手い評論家タイプではない気がしてきた。そして、徐々にハーバード方式から離れて、自分なりにリーダーシップ開発のあり方を模索するようになっていった。

ケーススタディもいいのだけれど、他社や他人についてどーのこーの言うばかりでなく、もっと内省・自省することも必要だと思った。教室の中で、頭のいい受講者同士で、あーだこーだ議論するのもいいのだけど、もっと外に出て、もっと多様な人々と触れ、世界のあり方と世界における自社や自分の使命を考えるべきだとも思った。

だんだん、HBSで教えていることはとても時代遅れのような気がしてきた。そして生まれたのがBOPを体験する「GIAリーダー・プログラム」や、(近くPFC新聞で紹介する予定の)日立グループ向けの「新興国グローバルリーダープログラム」だった。

で、今日、久々にHBSの季刊誌を読んでいたら、HBSも同じ方向に動いていることを知った。今のHBSの売りは、新興国に行って少人数でプロジェクトワークに取組むというFIELD Global Immersion Projectsというものだそうだ。冒頭に紹介した、英文の記述でも、HBSの目指しているものは、PFCのそれとほとんど変わらない。

やっぱりHBSを超えられないと考えるか、HBSがやっとPFCに追いついたかと考えるか。おめでたいわたしは、後者と考えることとしよう。
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2011年12月31日

行く年 来る年

あと数時間で2011年も終わり。例年のことながら、この時期は
なにか惜しい気持ちでいっぱいになる。

2011年の最大のニュースといえば、いうまでもなく東日本大震災。
しがらみの多い日本社会で、緊急支援や復興支援を行うことの
難しさを感じながらも、個人のみならず支援活動に関わる企業が
増えたことは感慨深かった。PFCとしては、2012年に、
企業活動による社会問題解決の流れをより一層作っていきたい。

残念だったこととしては、スティーブ・ジョブズの死去。
モノを持つことが嫌いな性分の自分にとって、アイフォン1つで
仕事も遊びも何でも済ませられるようになって、どれほど
ありがたかったか。たらればを語ってもしょうがないのだが、
それにしても、あと10年くらい生きたら、自分の生活をさらに
どれだけ変えてくれたことかと思ってしまう。

仕事で挑戦したことは、新興国(中国、インド、少しブラジル)における
プログラムの開発。新しいことへの取組みは、少し大変だけど、
とっても刺激的でワクワクして楽しい。世の中が変化し続ける限り、
新しいことに取組む機会はたくさんある。2012年にもきっと。

想定外で増えた仕事は、経営層に対するダイバーシティ教育。
それまでのダイバーシティが「女性のための女性による女性の活動」の域を
出なかったのに対し、今年は、「多様性をマネジメントする」ことの
本質的意義と経営的意味合いを本気で経営層が考えるようになってきた証と
考える。本当の意味でのダイバーシティマネジメントは2012年からが本番
といってもいいのかもしれない。

気になったことといえば、ブータン・ブームが起きる中、幸せの国ブータン
によって不幸せになった10万人の人がいることが、まったく報道されないこと。
ブータンという国は大好きだが、今の幸せは、ネパール系ブータン人を
弾圧・排除した上で構築されたものであるという事実がある。
ブータンは、まさに多様性を認めない国なのである。
20年に及ぶ難民キャンプ滞在を経て、ついに祖国に帰ることを諦めた難民らは、
第3国定住をし始めている。PFCでは、そのための職業訓練の資金援助を
ここ3年間、UNHCRを通じて行ってきた。彼らにとって2012年は、
まさに新しい人生のスタートだろう。
と同時に、日本政府が認める難民第3国定住の受け入れ枠は、たったの30人。
人口減に悩む国だというのに!日本とて、多様性を受け入れる懐はまだまだ浅い。

感動したことといえば、6月に病に倒れた社員が、12月の社員総会にフル参加した
こと。2012年は、また元気に活躍してくれるだろう。

驚いたことといえば、高橋大輔が全日本のショートでいきなり4回転・3回転を
飛んだこと。まあ、これはつい先日の出来事なので、記憶に新しいだけということ
かも。それにしても、不意をつかれるとはまさにこのこと。

2011年ルーク的事件としては、1月の脱走事件

で、ルークさん、来年の抱負は?

雪道を歩く.JPG
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2011年12月12日

寒い日は。。。by Luke

luke&me2.JPG

寒い日は、くっついて暖をとろう! by Luke

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2011年11月29日

インド紀行

GIA(スリランカ)プログラムのご縁で、
インドのサーンチーという村を訪れることとなった。
毎年11月最終日曜日に仏教の式典が毎年行われていて、
私はそれに招かれたのである。
ここに来るまで、サーンチーという村については何も知らなかったが、
古代インドの歴史の1ページを飾り、ユネスコ世界遺産も存在する
興味深い処であった。

にわか知識を披露すると、紀元前のインドでは、仏教が
主流だった時期があり、時の王様のアショカ王は
ブッダの遺骨を納めるためにストゥーパといわれる石塔群を
サーンチーに建てた。
そのうちの3つが今も残っている。(ただし、ブッダのお骨は
見つかっていない)

特に第1ストゥーパは最も大きく、そこに施された彫刻は
古代仏教美術の傑作といわれているそうだ。

このドーム状のものがストゥーパで、手前はその門(世界遺産) 
  ↓

ストゥーバ.bmp


アショカ王の子供たちは、仏教伝道のためにサーンチーから
スリランカに渡った。それで、スリランカでは仏教が主流となり
今に至っている。それ故、サーンチーの遺跡や遺骨は
スリランカの大菩提会によって管理されている。
一方、インドでは、イスラム教やヒンズー教による弾圧で
仏教は壊滅状態になり、仏教徒はヒンズー教に改宗させられるのだが、
カーストの最下層(Untouchables)に入れられたそうだ。
実際、式典にも数多くのヒンズー教徒風の人が訪れていたが、
最下層と思われる人々が少なからずいた。

さて、11月最終日曜日は、年に1度、ブッダの2人のお弟子さんの
遺骨が金庫から出されて、公開される日だ。
それを拝みに、10万人もの人がサーンチーを訪れる。
小さな村がごった返した状態になる。

私は仏教徒でも何でもないのだが、普通の人は入れない
寺院の地下の狭い部屋に大事にしまってあるブッダの
お弟子さんの遺骨を取り出す場面に立ち会うこととなり、
証人として台帳にサインまでしてしまった。
なんとも興味深い体験をさせてもらった。

式典のあとは、グルガオン市に移動し、「インドでプロジェクト
体験プログラム」の参加者の陣中見舞いをした。
PFCのクライアントのある大手日系企業の若手社員の方々で、
将来のグローバルリーダー候補である。
インド企業でプロジェクトを任され、慣れない環境と
慣れない仕事ではあるが、大奮闘していた。
「インドの企業は、スピード感がわが社と10倍は違う」とか
「ビジネスモデルを検討するにあたっては、
利益率30%で考えろといわれ、びっくりした」などといった
コメントが出ていた。
日本の常識の殻を打ち破り、ぜひ世界で羽ばたいてほしい。

最後に、大の動物好きなので、やはり動物で締めくくりたい。
サーンチーの牛は、みな、首飾りや耳飾りをしていて、とっても
おしゃれ
牛.bmp
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2011年10月30日

オリンパス・大王製紙とコーポレートガバナンス


最近のオリンパスと大王製紙のニュースは皆が仰天したと思う。
そして、「どうして誰も止められなかったのか?」と首をかしげていると思う。
そこで、今日はコーポレートガバナンスに関するつぶやきを。

コーポレートガバナンスとは、経営者の暴走を許さないための仕組みであり、
社内の人では自分のボスにもの申しにくいから、社外役員が有効だという
ことになっている。近年、東証は1人以上の独立役員を義務付けた。

2つの東証一部上場企業の社外役員を務めさせていただいている身として、
日ごろから、正直、日本の風土でコーポレートガバナンスがどれほどに
有効な仕組みかと疑問に感じていた。というのも、普通の日本企業は
物事がボトムアップで進む(そのデメリットも少なくないが)ので、
取締役会に挙がってくる案件は、その過程において、現場レベルや執行レベルの
種々の会議で、存分にもまれてきている。
そんな状況、経営者が暴走するというシーンは想像しがたい。
なので、コーポレートガバナンスとは、トップダウンが強いアメリカ企業で
必要な仕組みであり、日本企業がそれを取り入れる必要がどれほどあろうと
思ったりしていたのだ。

しかし、オリンパスやら大王製紙やらの信じがたい事件が相次ぐと、やはり
日本でも経営の監視役は必要であることを思い知らされる。

ところで、調べてみると、大王製紙には社外取締役はいないが、
オリンパスにはいるではないか!15名中3名が社外取締役だそうである。

やはり、少数では駄目なのだ。15分の3とか、1名だけとかでは、結局のところ
取締役会を左右するほどの影響力はもてない。
ちなみに、私が社外役員を務める2社では、どちらも社外が過半数。
一方、東京証券取引所に上場している2272社のうち、社外取締役がいない
企業は全体の49%、1人しかいない企業は26%に上るらしい。(出所:日経ビジネス)
まだまだだなあ〜。

また、いくら何人の社外の人を入れたところで、どうせ経営者が選んだ人なのだから、
仲良しグループにしかならないという声もよくきく。
ちなみに、私が社外役員を務める2社は、以前は私は経営陣の誰とも何の面識も
なかった。ちゃんとやっているところもあるのである。

そして、改めて、自分の立場の重さを感じた事件であった。
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2011年10月03日

中国人は金で動くは本当か

先週、北京に出張に行ったとき、人材紹介業で中国最大手の会社の経営陣の方と
話す機会があった。

「日本の会社は就職先としては中国人に人気ないですよね」と言ったら、
社交儀礼的に、「いや、人気ないわけではないですよ。ただ一番人気でも
ないですけどね」という返事が返ってきた。

次に「日本企業の人たちは、『中国人は、少しでも高い給与を提示されると
すぐ転職してしまう』と口をそろえて言います」と投げかけたら、
「それは違う」ときっぱり否定された。

「転職の一番の原因は、リーダーシップの問題。すなわち、上司や上層部の
リーダーシップに満足しているかどうかです。」という。そして、さらに、
「転職する人が給与のことを言うのは、波風立たない言い訳になるからです。
だって、上司を目の前にして『あなたのリーダーシップに不満なので、
転職します』とは言いがたいでしょう」と説明してくれた。

なるほど、面子を重んじる中国では、そういうことなのかもしれない。

しかし、少なくとも私が知る日本企業の人で、そんなことを言う人は誰もいない。
とにかく誰しもが「中国人は金で動くから」と言う。

また、欧米人と話していても、中国人の定着率の問題は話題としてあがるけど、
「中国人は金がすべて」という意見を欧米人から聞くこともない。

日本企業や日本人は、もう少し、世界を基準にして、自分たちのことを
振り返る必要があるのではないだろうか。
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2011年09月30日

誕生月


9月はわたしとルークの誕生月です。

ルークは8才になり、人間でいえば50代。
いよいよ飼い主の年齢を越してしまいました。
とはいえ、それをまったく感じさせないのがルーク。

生後3ヶ月でうちに来て、初めて犬を飼う我々は
そのやんちゃぶりに振りまわされまくり、
犬に詳しい知人らからは
「2歳になれば落ち着くから」
「5歳になれば、おもちゃにすら反応しなくなるから」
といわれてきたが、ことごとくルークには当てはまらず。


おもちゃ.jpg
このとおり、8歳になっても、おもちゃへの執着心はあいかわらず。


ルークの友犬の飼い主らからは、「超元気男」や「天真爛漫くん」などと
あだ名を付けられ、

公園中にいる人間に愛嬌を振りまいて廻るルークの様子を見て、
「ルークって、『ボクの幸せを分けてあげる!!』って言ってまわっている
みたいね」と人から言われ。。。


ルーク股から.jpg
夫の股の間から上を見上げる天真爛漫くん

ルークのつや.jpg
毛の光沢も衰えず。


初めて会う人には、「2歳ぐらいかしら?」などと言われる。


それって、わたしが女子大生に間違われるみたいなもんだよね。
スゴすぎる。。。


あくなき好奇心と、地球上のすべての人を愛して止まないその心が
若さの秘訣なのだろうか、ねえ、ルーク?

ルーク横向き.jpg
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2011年08月31日

震災半年後を目前に

もうすぐ震災発生から半年。NPO法人JENで、2週間おきに開いていた臨時役員会も今は月1回のペースに落ち着いてきた。
今から振り返ると、当初の3ヶ月くらいは、支援活動も戦いの連続で、身を粉にして戦ってきた職員の方々に心から御礼を言いたい。

マスメディアによる報道もだいぶ少なくなり、現地では、個人ボランティアが減ってきたので、店じまいを始めている団体も少なくないと聞く。

しかし、そんな中、企業による新たな動きが台頭しつつある。

社員教育やチームビルディングを兼ねた、企業による社員ボランティアの派遣や、本業を生かした支援活動などだ。おかげさまで、JENにはそういった企業からの協力要請の相談が相次いでいる。

阪神大震災はボランティア元年と言われたが、東日本大震災は企業ボランティア元年となるかもしれない。

もっとも、個人にしても企業にしても、欧米諸国と比べるとまだ圧倒的に見劣りするのが現状だ。昨日も、ある欧州系企業の幹部の方と会話をしている中で、「欧米で、自国がこんな悲劇に見舞われたら、大企業は100〜200億円規模の寄付をするだろうに、日本はなぜ?!」と、本国の人に驚かれたという話を聞いた。

もちろん、企業の意識の問題だけでもない。支援したくても規制に阻まれたりして動けず、忸怩たる思いをした組織や人は数多い。
先の欧州系企業とは、製薬業なのだが、被災した病院を支援しに行こうとしたら、「1社だけで動かれると、製薬企業と病院の癒着になるのでまずい」と公取から注意されたとか!絶句。。。

GIAプログラムのスリランカ現地パートナーも、鎮魂の祈りを奉げるためにスリランカから僧侶のご一行様を引き連れて来日してくれたのだが、当局の許可を求められ、「日本は神に祈るにも、お上の許可が必要なのか!」と笑われてしまった。

PFCでは、今後、企業が本業を通して社会に貢献するのを促進するよう後押しすることを決めている。
そのためには、民間の力をもっと上手に活用できるような環境づくりが必要だ。
新政権には是非そのことをお願いしたい。
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2011年08月22日

ルークの夏休み

ルークです。

先週来、都会の灼熱地獄から脱出し、爽やかな山歩きを楽しんでいました。

山歩き.jpg


プールにも行きました。山中湖わんわんくらぶの25mプールには、はるか負けるけど、
家のビニールプールよりは良かったです。

プール.jpg


ところが、この週末は、ずーっと雨降りで、散歩すら行けませんでした。

雨.jpg


あまりの寒さに、飼い主たちは、夜、ストーブを焚いていました。

ストーブ.jpg

では、これから東京に戻ります。
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2011年07月24日

プール開き by Luke

ルークです。ここ数日、過ごしやすかったのに
また、暑い夏が戻ってきてしまいましたね。

on the floor.jpg
暑いと、昼間に散歩にも行けず、窓もカーテンを閉め切っているので、
気分も滅入ってしまいます。


不憫に思った飼い主が、ビニールプールを作ってくれました!
pool.jpg


初めてのビニールプール。どんなかんじだろ?
(ちなみにボクは50mプールで泳いだことはあります)
in the pool 1.jpg


バシャバシャすると、けっこう、おもしろいかも。
in the pool 2.jpg


おりゃあ〜、水しぶきをとばしてやる!
in the pool 4.jpg


今日は満足しました。Sweet Dreams!!
(クイズ*どれが顔でどれが足でどれがしっぽでしょう?)
寝る.JPG
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